2019年9月28日土曜日

『書物とともに』は読んで楽しい本だ


『書物とともに』を180頁まで読む。朝、昼、午後に分けて。
66頁。「製本師」は「書物の敵」かという議論。必ずしもそうは言えないし、装幀家ばかりでなく、製本をする人も尊重しないとダメである。
68頁。活字の大切さ。寿岳文章さんは、活字の良し悪しが本作りで最も大きな要素だという。で、この当時(1950年ころ)には、良い活字がないのを嘆く。戦前より退歩した。ラテン文字は26文字であることも手伝い、良い活字がたくさんある。日本には…というわけだ。光悦本などの木活字の素晴らしさにも触れる。ここも追求してみたい話題だ。
72頁。「人間書物」という話題もオモシロイ。イリーンが『書物・その起原と発達の物語』で冒頭に取り上げているそうだ。もちろん、日本にも「語部」がいた。
114頁。モリスの活字の美しさの議論。

ともかく良い本だ。明日には読み終えるだろうが、ゆっくり読み直したい本。

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『平野甲賀[装丁]術・好きな本かたち』(平野甲賀 1986年 晶文社)も読んだ。装丁の手順が少し飲み込める。平野さんの装丁で使われる「文字」は手書きなのだった。加工にマッキントッシュは使うのだとか。

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ワールドカップ・ラグビー、アイルランドにも勝ってしまった。オドロキ。

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