2017年10月22日日曜日

「The Art Of Piano Great Pianists Of The 20Th Century」後半のピアニストたち

 大雨の中、衆議院選挙の投票に行く前に、ビデオを観終えた。1時間7分あたりから。

 エドヴィン・フィッシャー 彼はレコード好きだったらしい。録音のチェックもきちんと行っている。レコード・プレーヤーも身近において喜んで曲を聴いている。すごい名手ではないと言われたが、後進も育て、同僚にも愛された。良い意味での「子供」だったとのコメント(*^^*) バレンボイムさん、あんたの先生でしょうが。

 ギレリス スタインウェイを大汗をかきながら弾いている。彼は「音」を大切にしたと、キーシンがコメント。キーシンが若い。

 リヒテル スタインウェイを今度は電気スタンド無しで、オーケストラがいるのであたりまえ、弾いている。彼の演奏は「予測不能」。のったときにはものすごい名演をする。

 ミケランジェリ 伊達男。そろそろ次世代のピアニストが出てきた。スタインウェイを弾いているが、このピアノの鍵盤が手垢で汚れている。伊達男なのに気にしないのか不思議。

 グールド 宇宙人登場。聴衆へのパフォーマンスは無意味=アナクロニズムと考えた。姿勢が悪いからでなないだろうか(嘘) すごい変な音のスタインウェイ(?)を自宅で弾いている。
 グールドが聴衆の前に姿を表さなくなったのと、サリンジャーの隠遁は関係あるだろうか、多分無い。庄司薫先生に意見を訊きたいものである。

 アラウ 最後のヴィルトゥオーソ。大切なのは音符でなく音であると、なかなか当たり前なことをおっしゃっていた。なんとなく植草甚一先生を思わせる。ちょび髭と小太りな体型のせいかしら。この人のグリーグのコンチェルトはLPでもCDでも繰り返して聴いた。ある意味での恩人の一人。

 今日のメンバーの中では、リヒテルとグールドに興味を持ったのでもっと調べたい。

 ラフマニノフの2016年BBC製作ドキュメンタリービデオも観た。まあ、オモシロイがもの悲しさが残った。ロシアに魂をおいてきたのだろう。

大雨警報。


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