2017年10月18日水曜日

「はじめてのシエラの夏」(ジョン・ミューア)は可憐な書きぶり



 米国の国立公園の父と呼ばれる、ジョン・ミューアの処女作。1993年に宝島社から邦訳が発売されたが、ミューアが書いたのは1869年夏に羊飼いに同行してヨセミテで野宿した時の体験だ。昨夜から今日にかけて読んだ。

 1838年にスコットランドに生まれ、米国に移住したミューアはまだ31歳そこそこ。若い感性で、それまで誰も目を向けていなかった米国の豊かできびしい自然に目を向けた。羊飼いですら、自然の美しさには盲目だった。(131ページ)

 虫の生態にも目を向けて、あるところの記述はファーブルを思わせる。(150ページ)

 チップマンクやウッドチャックの楽しそうな、そして面白い様子に目を見張る。(152ページ)

 ともかく、ヨセミテ付近の山や川や樹木などの自然に抱かれて、陶酔している様子を素直に書いている。スケッチも幾つか収録されている。ヨセミテの美しい写真はずっと後のアダムスが撮ることになる。

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 2ヶ月ぶりで床屋に行く。色々話して、大河ドラマのことも話題になったが、帰りにこんなプリントをくれた。



 次回の大河ドラマがこれで面白くなるだろう。それにしても勉強家の床屋さんだこと(*^^*)

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