2017年10月4日水曜日

寒い月見ですが、「フンボルトの冒険」の書きっぷりは熱い!

 図書館本館にインターネット予約注文して分館に届いた本を取りに行った。往復3500歩なので50分ほどで戻ってきた。曇っていて風が冷たい。歩くにはちょうどよい気候かもしれない。

 帰りに創作テーマを思いついた。「読書好きの終活」。素案を考えた。

 西方浄土から使いが来たので、まだ早いでしょうというと、事前に準備しておくと天国に早く入れるという。準備とは、自分に合った天国生活の設計すること。助言はするがなるべく自由に生活を設計してほしい。なるほど。

 当然ながら、図書館の至近距離に住みたい。図書館は国会図書館と国内外大学図書館なみの蔵書をそなえ、検索システムはAIを使った極上なもので司書天使はベテラン。図書館の先には古本街があって、ルーブルと大英博物館もある。

 食事は合成機で短時間にできるか、食べなくても済むようになって欲しい。良い視力と良い照明。ジムも家に完備。春夏秋冬がはっきりした気候もいる。…

 西方浄土の使いは黙ってメモしていたが、本だけでなくビデオライブラリーや音楽ソフトも入りますよね、と言う。もちろんだがVRシステムにしてね…

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 借りてきた本の中に「フンボルトの冒険」(アンドレア・ウルフ 鍛原多惠子訳 2017年 NHKに出版)がある。

 6冊借りたので、とりあえず、それぞれ最初の部分だけ読んでみた。

 この「フンボルト」だけは、読むのをやめられなくなった。面白すぎ。いまは、フンボルト君はゲーテと酒を飲んで騒いでいる。世界旅行にはまだ出発していない。

 というわけで、昨日読み始めた自腹本の「中動態」は中途でお預けです。

 想像(創造)力がないので、天国の設計もぱっとしないというか、今にそっくりかもしれない。頑張らないと。

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 月見なので、栗ご飯とシューマイ(?)。デザートは葡萄。雲の切れ目から月が顔を出す。あいかわらず寒いな。

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