2021年2月21日日曜日

『この1冊、ここまで読むか! 超深掘り読書のススメ』(祥伝社)は、いま読むべき本を明確にしてくれる


この1冊、ここまで読むか! 超深掘り読書のススメ』(祥伝社)を買ったので、早速「後ろから」読む。後ろから読むのには理由がある。この本は、月刊ALL REVIEWSの鹿島茂さんと豪華ゲストたちとの対談を書籍化したもの。対談直後の文字起こしをALL REVIEWSの仲間と手分けして行なった。私は、鹿島さんと出口治明さんとの「論語」に関する対談の3分の1をお手伝いした。(この部分には渋沢栄一への言及もある。)

他の仲間と一緒に、奥付の手前のページに名前が載っている。些細なことなのだろうが、誇らしい。そして、文字起こし後の文章と比べると、プロの編集者の手が入ったものは、実に読みやすい。プロの技、恐るべし。良い経験になった。

この本は1600円。鹿島さんとの対談相手と対象書籍は、次の通り。

1.楠木建さん 『NETFLIXコンテンツ帝国の野望』

2.成毛眞さん 『絶望の人類史』

3.出口治明さん 『論語』

4.内田樹さん 『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』

5.磯田道史さん 『日本を襲ったスペイン・インフルエンザ』

6.高橋源一郎さん 『9条入門』

これで、絶対に6冊の本が読みたくなる。しかもそれぞれの対談記事の後には何冊かの関連お勧め本のリストが付いている。したがって、この本を1冊読むと、数十冊の本が読みたくなることになっている。随分お得ではないか。

数日前にこのブログでも書いたのだが、「世の中のコミュニケーションは索引で成り立っている」。この本はその典型と言えるのだ。

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昼前に甥のひでくんが、父と母の位牌を届けてくれた。さっそく、仏壇に納める。ご本尊の木製の阿弥陀如来さま(組み立て式でプラモデルのようで楽しい……)も納めた。今は亡き先祖・家族たちの写真なども。これで、今回のお仏壇設置プロジェクトは終了、と言いたいところだが、場所を失ったモノが周囲に山積みなので、明日以降も片付けないといけない。

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休憩代わりに、デジタル・ケイブ(会員として加入している)、「東えりかさんに聞く! 2020年のおすすめノンフィクション」の生中継を視聴。手にとってみたい本がいくつか出てきた。

『ホハレ峠 ダムに沈んだ徳山村百年の軌跡』

『証言沖縄スパイ戦史』

図書館で予約した。これ以外にもあったが、予約待ち行列が長かったので遠慮した。やっぱりプロの書評家が進めるものは人気が高いようだ。


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