「Revue」を使ってみた。ブログを検索し、あるキーワード(例えば「索引」)について、見つかった記事のうちから適当なものを選んで、メールに仕立てる。この時、Chromeの拡張機能Revueを使うと便利。いくつか選んでおいて、Revueの編集画面に行き、メール本文用に並べ替える。ブログ記事のアドレスや画像のサムネイル化などはRevueがやってくれる。各記事の追加説明の文言を入力するだけ。あとは、送信するだけ。即時に送信するか、スケジュール送信するかを選べる。なお、送信は一日一回まで。
今日作って見たのはこのようなメール。
うまく作れるようになったら、他の方にも送って読んで頂くことを考えたい。希望者いるかなあ?
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朝、「コミュニケーションの本質は、「索引」の交換にある」という命題を思いついた。『チコちゃんに叱られる!』を見ながら、考えついた。この番組では担当ディレクターがあるテーマについて、調べる。大抵は識者に取材する。識者はテーマに関すて自分の知っていることを話すが、これはテーマに関する索引情報であることが多い。それをディレクタが受け取り、自分なりに解釈して、自分の(やや情報が欠け落ちた)索引をもとに、台本を作り、ビデオを撮影して放送する。この索引情報を、視聴者は受け取って自分のなかにまた索引を作る。「諸説あります……」というのは、言い逃れでなくて、これは索引情報であり問題の「答え」ではないという断り書きだ。
学校の講義も、講師が自分の研究した索引情報を、生徒に与えて生徒は自分の索引を頭の中に作る。これだけでは、講師の索引より良いものは出来ないので、生徒はより発展した勉強・研究をする。これは講師のものとは違う索引を入手して、別の索引を作ることになる。
ワインバーグの『コンサルタントの道具箱』(日経BP社)の中(85頁)の警句に、「ウィーナーの図書館の法則 答えなどない。相互参照があるだけだ」というのがあるが、これは悲観的に、私の命題を言い換えたものとみることができる。
索引について考えると面白くてやめられなくなる。さっき作ったメールの冒頭のブログ記事に出てくる、学魔・高山宏先生は、若い頃2年間で大学研究室の図書管理をしながら、5万5千冊の本にほとんど目を通し、カードに索引を作ったという。このことが学魔の基礎をなしていると。これは先程の命題の正しさを証明するのではないか。
物集高見も同様のことをやったし、塙保己一もそうだ。しかし個人の出来ることには限りがある。われわれには情報(検索)システムという強い味方がある。
『トーマス・マン日記』や『トーマス・マン全集』(のドイツ語新板)が膨大な索引で膨れ上がるのはアタリマエのことだ。世の中はこのように進んでいく。インターネットやコンピュータ・システムの発展がこの方向への動きを助長する。すべては索引に始まり索引に終わる。
諸説あります😊
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