30年もののツリーセット! |
『高い城の男』をAmazon videoで観た。『ブレードランナー』とは違った面白さ。フィリップ・K・ディックはやはり研究対象になる。
原作を読んでいないので、Kindle本を買うことにする。ただし、原作とビデオは、第二次世界大戦で米国が負けてナチス・ドイツと日本に占領されているという設定は同じだが、内容はかなり違っているそうだ。
ビデオを観たあとは、かなり重たい気持ちになり、胃痛がぶり返しそうになったので、暗いイメージを自分で排除できる小説本を読むほうが気楽かもしれない。
ただし、ビデオを観ただけでも、この作品が提示する各種のテーマは勉強したいという気持ちを誘う。易経、第二次大戦中と直後の世界情勢、ユダヤ人への迫害、旧約聖書、などなど。小説を読めばもっと課題が見つかって楽しいだろう。
最近は新しいことを学ぶには、まず、オンラインの百科事典(JKの世界大百科と日本大百科など)を見て基本知識を得て、つぎに読むべき参考書を松岡正剛先生のサイトに行って教わることにしている。ほぼハズレがなく殆どの著者や本についての知識が得られる。素晴らしいサイト。自分でもこんなサイトを作れればいいなあとも思う。
今回のフィリップ・K・ディックについては、こんな記事が見つかった。この記事を読むと「エントロピー小説」という「ヴァリス三部作」も読みたくなる。
かくして勉強プロジェクトのバックログは毎日溜まっていく。まあ、借金のようなもので、溜まるほど尊敬されるような気もする。
年末のこの時期には、古いクリスマスツリーを出して飾り付けながら、自分へのクリスマス・プレゼントも考える。大抵は少し値のはる書籍である。今年の第一候補は『トーマス・マン日記1946−48』。中古で8,000円。二年ぐらいかけて読むので、ものすごく高いというわけではない。フィリップ・K・ディックの本たちも候補に入れるか?悩ましい。
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