2016年12月2日金曜日

学部で自分は何を学ぼうとしたのかをいまさら知ろうとしている、楽しいアホらしさ


金(Au)の格子構造、面心立方格子のつもり\(^o^)/


 X線回折で、金属結晶の格子間距離を測定する、という卒業実験の意味を考えた。その基礎的な理論構成も、このページをみたらわかった(思い出したといいたいが(^O^))。実験のベースの理論はわかってきたが、そもそも結晶とはなにか、とか、なぜ結晶を勉強しようとしたのかがよくわからない。

 マヌケな話だが、それだけレベルも意識も低い学生だったのだろう。当時の大学では、まず2年間の教養部というのがあり、私は3年間でなんとか教養部を脱出。学科と研究室を選んだはずである。

 その研究室には渡辺先生というエライ教授(でもみかけは優しそう)がおられ、助教授や助手や教授秘書の方々や、先輩にあたる、修士・博士課程の方々も皆できそうで、正直言って最初は、無知な自分が恥をかきそうでオソロシかった。すぐ恥をかくのには慣れたけど。

 この研究室では、何が研究されていたのか。当然ながら、思い出せないので、当時の学部の学生便覧(捨てないでよかった)を発掘してきて、読んでみた。

 「理学部物理学第2専攻、回折結晶学・X線電子線光学学科、研究内容 塑性物理の電子回折・X線回折法による実験的研究」とある。ムム、ムツカシイ(*_*)

 塑性とは金属などが力を加えられて伸びたり変形したりすることを言うらしい。金属や合金の物性を探ろうということらしい。
 電子線光学とあるが、これはいわゆる電子顕微鏡と呼ばれるものを使って、金属の細かい物性を探ろうとしていたわけだ。

 研究室選びには各研究室がデモンストレーションをしてくれたのだが、そのときに電子顕微鏡で撮った金属薄膜の電子線回折写真をみて、そのウツクシサに、クラクラしたのが、ここを選んだ大きな理由だったのを思い出した。

 今となってみるとオモシロイので、もう少しこの辺の学問領域を調べてみたい。使っていた装置は安いのでも数千万円以上らしいので、買えない。書籍も高いので買えない。装置は何かの機会にメーカーのデモを見ればいいだろう。
 書籍は借りる。どこかの大学の図書館に潜り込めればいいが。東工大など近くていいなあ。
 あとは、もう始めたが、インターネットというつよい味方がいる。これは昔はなかったぜ。

0 件のコメント: