2019年7月13日土曜日

「三体問題」をモンテカルロ法で解くってできるのかしら

『三体』を読み進める。昨夜の勢いでは、徹夜で今朝読み終えるかと思ったが、さすがに途中で眠くなり、今朝起きてから読んだ。半分くらいまで。
急いで読むのが、もったいなくなるくらいの面白さ。しして、ときどき昨日の大森さんと藤井さんのトークで、このことを言っていたのかという箇所が出てくる。ネタバレにならない程度に、そしてうまく興味をひいて、読書が楽しめるようなトークはさすがだと再び感心した。以下は読みながら、気になったところ。なるべくネタバレを避けている。

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三体問題は、物理学をかじったことがあるので知っていたが、それをSFのテーマにうまく仕立てるのはさすが劉さんだ。「三体」でVRゲーム中の世界に悪影響を及ぼさない「恒紀」と、そうでない「乱紀」がある。この単語は昨日、よくわからなかった。

164ページの、ゲーム中の「燃える馬たち」のイメージは、昨日見せていただいた、画集の挿画にあった。

166ページに、しゃれた文句がある。「仕事というのは効果的な麻酔薬」。

167ページ。文革後の中国史を学ばないと、少しわかりにくい。(もちろん、「わかりにくい」小説のほうが、「わかりやすい」小説より面白いという立場で言っている。)

171ページ。DJS1301という、ミニコン。これは中国版のNOVA(DATA GENERAL社の1969年のミニコン。PDP-8の対抗馬。)という事になっている。

195ページ。「紅岸基地」の宇宙観測用コンピュータでの使用言語が、アセンブラでなく、FORTRANという進んだ言語でヒロインが驚く。

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お里帰りのYくんに撮ってもらった、外猫のAmちゃん。寝ぼけている。

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