2019年7月31日水曜日

『シェークスピア・アンド・カンパニイ書店』は愉快な本だ

『シェークスピア・アンド・カンパニイ書店』(シルヴィア・ビーチ 中山末喜訳 河出書房新社)を190ページまで読む。ほぼ三分の一。もちろん『ユリシーズ』はなんとか出版された。ジョイスの生計はもちろん、目の病気の面倒まで見てやっている。随分惚れ込んだものだ。そして英国と米国の執拗な妨害にもめげない。

ヘミングウェイも出てくるが、こちらには逆に頼っていたようだ。他にも多くの文学者たちとつきあう。彼女(ビーチ)のやっているのは、単なる書店でも出版社でもない。本とその出版そして本をめぐるコミュニティが本当に好きなのだ。開業資金を母親に出してもらったのが良い影響を与えた。

このあたり、ALL REVIEWSでも参考にしないといけない。

『ユリシーズ』(丸谷才一他訳)、そして『Shakespear and Company Paris A History of the Rag & Bone Shop of the Heart』(これは昨年息子からパリ土産としてもらったもの)を横において眺めながら読む。面白い。



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ALL REVIEWSのビデオからの書き起こし作業を開始した。担当は15分間分。1時間で2分半をやったら疲れた。このペースならあと5時間かかるだろう。徐々になれてくるとスピードも上がり、疲れなくなると思う。

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