2019年7月19日金曜日

『三体』を三倍楽しめる『コンタクト』との比べ読み

先に林檎の話。このところいつも食べていたガス冷蔵品(たぶん)のスーパーの在庫が切れかけた。ニュージーランドからの輸入品が一玉98円だったので、昨日2個買ってみた。小さいので、いままで一個で済んでいたが、朝と昼に一個ずつ食べることにした。JazzとEnvyという品種。Jazzは甘酸っぱく、Envyは甘く薫り高い。

食べ比べるとお互いの味がひきたつ。


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『コンタクト (上巻)』読み進めた。

115ページ ベガ星から送られてきた謎の通信の中身は、「エンサイクロペディア・ギャラクティカ」かという冗談話が出てくる。そもそも、このアイディアを言い出したのはアシモフだろう。彼の怪作『ファウンデーション』によく登場する。アシモフは百科事典が好きで、仕事部屋に備え付けたし、著作にも実によく活用した。

119ページ(にかぎらず) 文章の区切りに時々入る「・・・」は、私の使ってる「***」の方がエレガント。私のは、堀辰雄とか芥川龍之介の影響かも。

128ページ付近 エリーは(まがりなりにも所長)なので、政府要人とも「互角」に渡りあおうとする。
葉文潔は、それすらできない。これを劉さんは書きたかったのだろう…と一瞬思った。しかし…。

179ページ 資本主義体制では圧制は必ずしも権力の仮面をかぶってはいない。するとエリーも葉文潔も、どちらも苦しみは同じかな、と思えてきた。

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