2019年7月29日月曜日

暑さがこたえる梅雨明け日

やっと梅雨明け。夏空が恋しいなどと言っていたが、いざ暑くなると涼しさが恋しくなる。人間は勝手なものだ。

暑くても、用足しがあれば出かけなくてはならない。お盆のお墓参り用の、卒塔婆を書いてもらう依頼状と礼金とをお寺に書留で送る。郵便局へ。日陰を拾って歩く。夕方、滞納していた自動車税の払込に、コンビニへ行く。日が陰っているが、蒸し暑さは変わらない。

読みかけの『百鬼園戦前・戦中日記』には、暑い中を「錬金術」(要するに借金)をしに歩いて、結滞を起こす姿が描かれている。その気持はよく分かる。豊富に金があれば、暑さなどはそれほど気にならないだろう。

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『シェイクスピア・アンド・カンパニイ書店』(シルヴィア・ビーチ 中山末喜訳 2011年 河出書房新社)を50ページまで読む。面白い。最初は戸惑っていた筆が、30ページ(?)あたりから冴えてくる。だんだん、知った人物が出てくるからだろう。50ページ付近になって、ヘミングウェイが少しだけ出てきて、ジョイスが荘重に登場する。これからが、楽しいところだろうが、読書を打ち切って、オシゴトをしなければならない。

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週刊ALL REVIEWSメールレターの巻頭言を書く。今回は『三体』のことを書いた。500字。今日、Twitterでは、日本語版が十万部を超えたと伝えられた。めでたいことだ。面白いから当たり前なのだが。部数はもっと増えるだろう。メールレターは明日夜に出る予定だ。

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図書館で三冊借り出した。シートンの自叙伝は楽しみ。


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