2019年7月5日金曜日

『海辺の生と死』は単なる映画の原作本ではない(あたりまえだが)


『海辺の生と死』を読み終える。映画になった部分は、短編集のうち、ほんの少し。その部分の緊迫した描写もいいが、それ以前の幼い日の思い出を綴った部分が素晴らしい。島の生活の暖かさが伝わってくる。鳥や牛を始めとする風物もいきいきと描かれる。序文は島尾敏雄で、挿画は息子さんだ。図書館で借りたのは単行本だが、最近出た文庫本も手に取ってみたい。梯久美子さんの解説を読みたい。

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引き続き、『狂う人 「死の棘」の妻・島尾ミホ』(梯久美子 2016年 新潮社)を読み始める。大部な本でかつ重たい話題がつまっていそうなので、すぐには読み終えられないだろう。

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夕方の買い物ついでに、図書館で二冊借りてきた。ダールの本と、パトリシア・ニールの自伝。読み比べると面白いだろう。パトリシア・ニールの脳出血後の闘病記も含まれているようだ。




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今夜のメニューは、ナスと豚こまの甘酢あん…うまく出来たし、うまかった。
(豚こま肉に下味をつけ片栗粉をつけて小さい団子にするのがポイント)


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世の中では、コンビニチェーン大手のスマホ決済システムの問題がかまびすしく語られている。現代の日本の社会の歪たちが集中的に、現れた事件と思う。このまま社会が劣化するのだけは防ぎたい。

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