今日の「シュッツを聴く」(新設)プロジェクトの成果。
Schütz: Cantiones Sacrae
The London Bach Society
44曲 • 2時間17分 • Dec 07, 2009https://music.amazon.co.jp/albums/B01N8UW95E
Schütz: Complete Recording
ドレスデン室内合唱団
181曲 • 11時間18分 • Oct 06, 2016(77番まで聴いた……)
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窓から満開の桜を眺め、ゼロ歳保育の子どもたちの声を聞きながら……午前10時頃の至福の時間。
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今日の「抜書き」プロジェクトの成果。
『ファウスト FAUST. EINE TRAGODIE』
(ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ Johann Wolfgang von Goethe)
森鷗外訳
1699行〜
己がある「刹那」に「まあ、待て、
お前は実に美しいから」と云ったら、
君は己を縛り上げてくれても好い。
己はそれきり滅びても好い。
同11575行〜
凡そ生活でも、自由でも、日々これを贏ち得て、
始てこれを享有する権利を生ずる。
だからここでは、子供も大人も年寄も
そう云う危険に取り巻かれて、まめやかな年を送るのだ。
己はそう云う群を目の前に見て、
自由な民と共に、自由な土地の上に住みたい。
己は「刹那」に向って、
「止まれ、お前はいかにも美しいから」と呼びたい。
己のこの世に残す痕は
劫を歴ても滅びはすまい。
そう云う大きい幸福を予想して、
今己は最高の刹那を味うのだ。
***
古川日出男『おおきな森』(講談社)を読み始める。900頁近い長大な作品。最後まで読むかどうかはわからない。とりあえず、現在は『銀河鉄道の夜』的な列車に乗っているが、宮沢賢治の爽やかな文体に郷愁を感じる状態にある。古川日出男さんは『ゆめをみるために毎朝僕は目覚めるのです』のなかで村上春樹さんにインタビューしているうちの一人だったと気付いた。見つけて読んでみている。坂口安吾も読んでおいたほうがいいのか。そんなことをしていたら、読み終わるのに一ヶ月くらいかかりそうだ。どうしたものか。
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