2016年11月10日木曜日

蔵書を読み直したりKindleでまた読んだり、AIについて考えたり

読書を中心として、読むことをいかにITで楽にするかを考えた。次の写真を見て欲しい。


左側は、少し黄ばんだページに小さい活字で印刷された『羊の歌』(加藤周一、1968年、岩波新書)の冒頭部分である。この本は学生時代に読み、すごく気に入って、捨てないで40年以上保存してある。クールな文体もスバラシイ。時々出して読むので絶対にすてない。

 最近Kindle電子図書化された。800円くらいなので高くはないが、内容は同じなので買わない。でも見本を読んでみた。右側に写っている。フォントサイズやタイプを調整してみると、非常に読みやすい。そして文章のシャープさもましてくる。読み落としたことも発見できる。単なる再読ではない魅力がある。

 これは新しい楽しみである。でも、思い出のある古本も捨てられない(^^)

 夜中に目がさめ、iPadでニュースまとめサイトをみる。面白い記事を発見した。「Webライターはもう不要? 国内初、人工知能による自動ライターが本格始動へ」という記事である。このなかで、Articooloという自動ライターが紹介されている。早速試してみた。キーワードを2,3入力し、記事の長さと読みやすいのがいいかユニークなのがいいかを指定すると数分で文章を書いてくれる。ただし、出来た記事を全部見るのは有料である。
 
 出来栄えがわからないので、まだ金は払っていない(^^) どこから情報を得て書いているのか不明なので怪しいところもある。情報検索と、内容チェックをしてくれるだけにして、文章そのものは自分で書きたいなという気持ちもある。それでないと「書く」楽しみがなくなってしまう。

 今後はこのようなソフトやサービスが普及するだろう。キーワードに関する論文を捜して、内容を読んで理解したり引用したりしながら論文作成をサポートしてくれるツールも2,3年前に見たことがある。研究者の方には常識的な話かもしれない。

 この件については、もっとリサーチしたい。リサーチのツールそのものも見つけていきたい。まずはアシモフ先生に話を伺いに行くか。そういう小説があったが名前をわすれてしまった。

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