Kindleで「ブックサーフィン」をしていたら、
『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』(ブルース・クック, 手嶋 由美子 著)
という本が目にとまった。
ちょっとおもしろそうなので、Unlimited対象でもあるし、読み始めた。訳者あとがきなどを見ると、昨年作られ今年夏に日本でも封切られた『トランボ』という映画の原作だそうな。翻訳で450ページくらいあるので、昨夜は一気読みとはいかず、50%まで読んだ。
これがなんとも言えず面白い。通常は読み終えてから紹介するのだが、この本のことは皆に知ってもらいたいので、フライングします。
訳文はこなれていて読みやすい。原文はまだチェック(読んでとはいわない(^^))してません。あとで見本を手に入れて眺めてみます。
トランボは、あの『ジョニーは戦場へ行った』の原作・監督であった。それは知っていたし、反戦思想の塊のような映画も観た。
しかし、『ローマの休日』の脚本が実はトランボとは知らなかった。手元のVHSビデオテープの表にはIan Mclellan Hunterなどと書かれている。他の人の名前を借りている。
ハリウッドの10人のひとりであったため、本名が使えなかったのだという。共産党員であった。このへんの経緯は『追憶』という映画で観た。その時はトランボに注意を払っていなかった。
植草甚一先生の全集(スクラップブック)を数冊ひっくり返してみた。トランボには触れられていないようだ。猪俣勝人先生の「教科書」、『世界映画名作全史』には『ジョニーは戦場へ行った』が掲載され、トランボの評価は低い。映画に共感できないというややわがままな理由が書いてある。
このお二人の「弟子」なので、いままで私もトランボをよく知らなかったわけだ。
これから、トランボについて調べるというプロジェクトを開始することにした。開始時はいつもワクワクする。プロジェクトの情報資源としてKindleとYoutubeは重要な役割を占める。
ビデオを観てばかりだとプロジェクトの仕事が進まないが(^^)
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