2016年11月22日火曜日

葛飾北斎の絵(北斎漫画)をみたりセシリアの自伝をよんだり

 地震や津波で直接・間接に被害を受けた方々にお見舞いを申し上げます。

 
 今朝は福島沖の地震で起こされ、その後津波の心配をしているうちに午前中の時間が3時間たった。

 地震の前にKindle Unlimitedで『北斎漫画』をみた。漫画という単語の来歴とここでの使われ方を調べる必要があるが、あとで。

 ともかく『北斎漫画』は、百科事典を絵で描いたようなモノである。4000と歌ってあるが、多数の事物をスバラシイ筆致でかきあらわしている。絵の一つ一つがすべて力強く、みる人の感動を呼ぶ。あらためて、北斎の凄さに感心した。

 90歳になろうとしても仕事を続け、あと5年生きられればオレは大物になると思っていたようだ。おそるべきエネルギー。どこまでできるかは分からないが、見習いたい。

 やっと、津波騒ぎもおちついたようなので、またセシリアの自伝を拾い読みする。


 227ページ。「On being woman」という章の最後にこのような記述がある。(私のつたない訳)

 「若い人々、特に若い女性に、よくアドバイスをもとめられます。私はvaleat quantumといいます。つまり、研究生活を名誉やお金のために送ってはいけません。名誉とお金が欲しいならもっと楽チンでやさしい道があります。研究生活をおくるなら、研究以外の何物も自分を満足させないとたしかめてください。他の何モノも手にははいりません。研究の高みに登ったときに視野が広がっていく。これが実感できるようになれば、他の何者も欲しくはなくなります。」

 すばらしく本質的で、しかも現状を痛烈に皮肉ることばとおもいます。

 (ラテン語は不得意😢。valeat quantumがわからんが物の本質的な価値といった意味合いがあるかも。出典もありそうですが、今後の宿題です。)

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