2020年12月31日木曜日

読書スランプの克服には、音楽か映画か天麩羅蕎麦が良い?

読書スランプというものがあるとしたら、今がそうかも知れない。年末で疲れが出ているのを口実に今朝も寝坊してしまった。毎朝読んでいた『トーマス・マン日記』は2日連続で開かなかった。

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スランプを脱するには、読書とはまったく別のことをするのが良さそうだ。ともかく、大掃除に精を出す。窓ふき、片付け、床のワックスがけ……。片付けていたら、ベートーヴェンの交響曲全集CDセットが出てきた。クリュイタンス指揮のベルリンフィル。1958年頃の演奏のものらしい。

作業のBGMにしようと思い、第9を聴きながら手を動かす。大晦日に第9は平凡すぎるが、全部聴いて、次は第3。これはおとといまで読んでいた日記の中で、トーマス・マンが一番すきだと言っていたから。その後、自分の好きな第8を聴く。

昼食は冷凍の天婦羅蕎麦。意外に美味い。


食べ終わってTVを眺めていたら、BSプレミアムで『マイ・フェア・レディ』が始まった。大掃除はもういいことにして、最後までしっかり観た。序曲の部分を聴いていると涙が出てくる。ほとんどカットせずに放送してくれた。最後のおちは、普通真面目に観ないが、今日はしっかり(寝ないで)観た。

異和感を初めて感じた。ハリウッド的な「ハッピーエンド」としているが、それではせっかく自立しようとしているイライザがうかばれない。

Wikipediaを読んでみると、原作者のバーナード・ショーは、ハッピーエンドにはしていなかったらしい。そして、舞台や映画には文句を言ったらしい。


これは面白そうな話題なので、調べてみたい。とりあえず、原作『ピグマリオン』の翻訳本を読もうと、図書館システムで予約。光文社古典新訳文庫だ。たぶんバーナード・ショーの解説や訳者後書きが参考になるだろう。Internet Archiveで英語版もみつけた。

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すると、映画を観るのも読書スランプ脱出に効果があるということかも知れない。

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紅白歌合戦を横目で見ながらこれを書いている。紅白を見るのをやめて、ベートーヴェンの第7を聴くほうが良いかも!

(10分後 聴いてます。7番。)

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